年金をどれだけ納付してあるのか、納付の未納や重複がないかを「ねんきんネット」を利用して確認することができます。
でも、ねんきんネットに新規登録するにはどうしたらいいの?
ねんきんネットに新規登録してログインしてみました。
「ねんきんネット」は毎日ログインする訳でもないので、使い方などを忘れてしまいがち。今回は2回目、新規ログインからのやり直しだったのです。
という訳で、パソコンやインターネットに不慣れだったり、面倒でまだ登録していない方にも分かりやすく手順を書き留めてみました。
ねんきんネットに登録し年金記録を確認するときの手順
国民年金機構のホームページの中に「年金ネット」新規登録とログインのボタンがあります。
一般のネットショップのようなイメージですと「新規会員登録」のようなものなのですが、一般のネットショップなどと大きく違う点は新規登録(ユーザーIDの取得)をする前段階で、「アクセスキー」というものが必要だという点です。
アクセスキーは郵便で届く
毎年誕生月に「ねんきん定期便」が郵送されてきます。
このハガキまたは封書(節目年齢35歳、45歳、59歳は封書)の中に「お客様のアクセスキー」という17桁の数字が記載されています。2019年11月現在
アクセスキーの有効期限が切れてしまった場合の新規登録までの対処方法は2つ
- ねんきんネット(申請用トップページ)>ユーザーID発行申し込み(入力)から基礎年金番号や個人情報を入力し新規登録の「ユーザーID」を郵送してもらう。
- 最寄りの国民年金事務所 国民年金課に電話して、基礎年金番号や個人情報を担当者に伝え「アクセスキー」を郵送してもらう。
その後、ユーザーIDを年金ネットで所得する。
どちらを選んでも、新規登録までには 間(あいだ)に郵送という手順が入ります。
ねんきんネット利用申請時に入力する個人情報等の項目
アクセスキーが手元にある場合も、アクセスキーを持たずに「ねんきんネット」の画面でユーザーIDの発行を申し込んだ時にも同じように個人情報の入力があります。
- 基礎年金番号
- 氏名(フリガナ) ※全角カタカナ
- 氏名
- 生年月日 ※元号での入力
- 性別
- 秘密の質問
- 秘密の答え
- メールアドレス
- お知らせメール送付の希望選択
- 電話番号
とても厳重なシステム!ゆえに6・7番目の「秘密の…」に登録した内容の変更や本人にしか入力できない機密になっています。
もしも間違えて入力してしまうとロックがかかってしまいます!
「秘密の質問と答えの通知書郵送申請」画面が表示されます。画面上の説明に沿って「秘密の質問と答え」の郵送をお申込みいただくと、後日郵送にてご本人様の秘密の質問と答えをお送りするとともにロックを解除します。
参照:日本年金機構
つまり郵送の申し込みをするか、年金ダイヤルに電話するということになります。
忘れてしまうこともあるだろうけど…♪
アクセスキーがある場合の流れ
メールでユーザーIDの発行を申し込むと「お申し込み受付番号を受け付けました」という返信メールをすぐに受信しました。
メールで届いたURLにアクセスすると「ユーザーIDの確認URL」が表示されます。
申請受付番号は、ユーザーIDの所得する為に途中で困った場合にヘルプデスクに問い合わせする状況が発生した場合の「お問い合わせ番号」です。
- ねんきんネット[新規登録]
↓ - アクセスキー入力
↓ - 基礎年金番号と個人情報を入力
↓ - パスワードを作成して入力
↓ - メールアドレスを入力
↓ - ご利用申し込み
↓ - メールでユーザーIDの確認URLが届く
↓ - 4で作ったパスワードを入力してユーザーIDを即時に所得
↓ - ユーザーIDとパスワードを入力してログイン
メールで届くユーザーIDの確認
メールで届いた「ユーザーIDの確認URL」を開いてみると「ユーザーID」が表示されます。
アクセスキーがあり、新規のログインをネットで完結したいと思うこのあたりから、こんがらがってしまったかたは、少なくないのでしょうかと?
メールで届くユーザーIDの確認URLの有効期限は、利用申し込みから24時間です。メールが入ったら、すぐにURLをクリックしてページを開きユーザーIDとパスワードを入力してログインしましょう。
とはいえ、その場ですぐに一気に「6以降」の手順でワケが分からなくなりそう…
という時は日本年金機構「ナビダイヤル」に電話して、お問い合わせ用の申請受付番号で問い合わせをします。
ねんきんネット お問い合わせ専用番号案内
何重にも機密になっている機密な個人情報ですから…最寄りの年金事務所に問い合わせても、年金の未払いがあった年や多く支払った年があったとしても教えてもらえないことと同じ仕組みです。
年金を受け取れる年齢に達した時に、未払いや過払いで困ったことになる前に「ねんきんネット」にログインして確認してみることは大切だと思います。
アクセスキーがない(有効期限切れ)の場合の流れ
アクセスキーがない(有効期限切れ)の場合は、ねんきんネットにアクセスして「ユーザーIDの発行」を直接申し込む方法、または、最寄りの年金事務所に電話して「アクセスキー」を発行するかの2通り。
どちらにしても間に郵送での受け取りが必要となっています。
ねんきんネットから直接「ユーザーID」を申し込む手順
- ユーザーID発行の申し込みに必要事項を入力
1.基礎年金番号
2.氏名(フリガナ)
3.氏名
4.生年月日
5.性別
6.郵便番号
7.住所
8.秘密の質問
9.秘密の答え
10.メールアドレス
11.お知らせメールの希望の有無
12.電話番号
↓ - IDが発行され郵送で届く(5日程度かかる)
↓ - ねんきんネットにアクセスし、郵送された「ユーザーID」と1で記入したパスワードを入力してログイン
ねんきんネットにログインする時の注意点
ユーザーIDの受付が終わると、いよいよ自分の年金履歴のページにログインすることが出来るようになります。
ログインの際には、ユーザーID・ログインパスワード・秘密の答えの入力が必要になっています。
ログインをクリックしてログインすると次に、秘密の質問と答えの入力画面になります。
秘密の質問と答え(本人認証)
ユーザーIDの申し込みの時に記入した「秘密の質問」を項目から選び「答え」を入力します。
秘密の質問は10項目の中から1つを選択し、答えを入力するのですが、こちらもまたいざログインし入力しようと思うと、どの質問を選んだのかを忘れてしまうことも考えられます。
答えはすぐ浮かんでくるのですが、質問に何を選んだのかを忘れてしまいそうな「秘密の質問」になっていますよね…
まとめと感想
ねんきんネットにログインするためには、アクセスキーの有無にかかわらず、一度 郵送の手続きが必要です。
今までの年金未払いや重複した払い過ぎについてを確認したい場合は、とても大切な個人記録です。
パソコンが使えてネット環境にあり自分の年金記録を確認する為には、とても大事なログインです。
個人的な感想ですが、とても複雑で面倒でした。パソコンを使い慣れていても郵送の手順を挟んだり、その後にパスワードを入力したり…
実際に年金が支給される年齢に達したときに、この操作が自力でできるのかなぁ…
記憶も体力的能力も、指先の健常も…
あくまでも自分が支払った年金記録が重複や未納が無いか、自分が確認するためのログインだということだと実感しました。
もしかしたら65歳にはログインできなくて困っている?
とても親切にアクセスキーを郵送してくれる最寄り年金事務所さん、ありがとうございます。ログインして確認し安心できました。
まだねんきんネットにログインしたことがないという方は、これまでの年金記録の確認のためにも、ねんきんネットにアクセスすることをお勧めします。