長男とともに通夜・葬儀・告別式に参列したときのこと。
2ヶ月前に入籍したばかりの次男のお嫁さんのお父様の訃報でした。
私にとっては初めてのお嫁さんのご親族・ご親戚とのおつきあい。
大勢の知らない人の中に出向くのが苦手な私、ままん(@takamaman52)です。
施主を努めた故人の長男が閉式の喪主挨拶で家族の紹介をした事情
こんなことがありました。
この日に 一時退院して祝膳を囲んだ お嫁さんのお父様が亡くなってしまいました。急性白血病で治療していて、ドナーが見つかり移植手術の前の 3月の日のこと。結婚祝膳の日としてお元気でお顔合わせ。それからたった3カ月…あと一カ月で孫を見れたのです。涙しかありません。 https://t.co/tIICFiMBEL
— ままん@令和で第二の人生を (@takamaman52) 2019年6月21日
この記事の登場人物
- お嫁さんのお父様(故人)57歳
- おばあちゃん(故人の母親)80代
- 奥様(故人の妻)57歳
- うちの次男のお嫁さま(故人の長女)20代
- 長男さん(施主を努めた故人の長男)20代
- 次男さん(故人の次男)20代
- うちの次男(ままん家の次男)20代
- 長男(ままん家の長男)20代
お嫁さんのお父様は半年ほど前に急に大きな病気(白血病)にかかってしまいました。
余命宣告されてしまったことがきっかけで、生きている間に入籍だけでもということになり、施主を努めたご長男さんは入籍だけしてお嫁さんのお披露目はしていませんでした。
同じように、うちの次男も亡くなってしまったお父様にとっての初めてのお子様になる長女を、妊娠をきっかけに入籍だけでお嫁さんに迎えました。
はい、今時風で言えば「地味婚」って感じなのですが、それにはそれなりの事情というものもあるんですよね。
なので、葬儀に参列したご親戚の方々にとっては施主であるご長男のお嫁さんも、うちの息子も「あの人は誰?」という感じになるのですよね。
例文集に載っていない葬儀閉式の喪主挨拶、その大切な意味
故人には80過ぎても、未だ現役で畑仕事をしているお元気なお母様がいます。
(以後、おばあゃん)
おばあちゃんは農家の嫁として60年の歳月をこの家や土地を守り続けているかた。
誰も農業を継いでいないけど、おばあちゃんの子どもや孫たちは、時々畑仕事を手伝っています。
おばあちゃんの孫にあたるのが、うちの次男のお嫁さん(長女)や喪主の挨拶をした故人の長男さん(施主)や次男さんです。
おばあちゃんの計らいで、喪主挨拶という場を借りて新しい家族の紹介をしておこうということになりました。
喪主挨拶は通夜・葬儀・告別式の流れでそれぞれ違う内容になるもの
故人の家はそもそも農家だということもあり、親戚や人間関係は土地に根ざした関係なので、参列者は300人を超える大きなお葬式でした。
葬儀には故人の親戚・友人・知人のほかに、奥様の親戚・友人、長男さん・次男さんの友人・それぞれの奥様の親・兄弟…
様々な関係の人々で溢れました。
ご遺族は、涙で目を交わし深くお辞儀をするだけで手いっぱいです。
通夜にはこんな挨拶例文…とか
葬儀にはこんな挨拶例文…とか
そういう知識では補えない状況なんですね。
だって、悲しみで名残惜しくて閉められないのです。
なので大きな葬儀の場合、司会進行や時間の締めは葬儀屋さんにお任せするというのは、こういうことなんだなぁとよく理解できました。
火葬後の骨上げの儀式も終わり最後のお礼の挨拶の時には、それぞれの近しい親族や奥様の支えとなっているお友達が残っている状況でした。
この場を借りて、施主である長男さんが喪主挨拶としてお父様の死を前にし入籍した自分の新しい家族や、うちの次男(故人の長女の婿)の紹介をしてくれました。
お葬式のカタチは一人ひとり違うものだと思います。
お葬式に大切なことは故人によって受け継いだ命が、幸せに包まれることなのだと感じた、永遠に引き継がれた命を感じられた素晴らしいお葬式でした。
参考までに
お葬式のことについて、葬儀屋さんのパンフレットがとても丁寧でためになります。
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お葬儀に参列したときには、心をこめて左手に「お数珠」も大切な心配りです。
ご焼香以外の場面ではフサを下にして手首にかけて。ご焼香のときは左手の親指以外の4本の指にかけて拝礼します。
このような所作って、親や親戚などの真似して自然と覚えていくものなのでしょうね。