自分の年齢より長く生きているお母さんを見てきたかたは、母親が白髪になったか、黒髪が多かったかを知っていますね。
きっと自分が年齢を重ねたあとにどんな髪色の姿になるか、母親の髪を思い出して想像すると思います。
でも、髪色は遺伝だけじゃないようなんです。
髪のために日常の心がけで頭皮をケアする
髪の遺伝って、ありますよね。
自分の母親や父親が老いた時の髪色を覚えていますか?
毛染めなどをしてなかったらどんな髪色で、どんな雰囲気だったのでしょう。
これからどんな髪で、過ごしていきたいでしょう?
70代の元美容師さんに教えてもらったお話
自分の美容室を持ち、経営と技術者と指導者をしてきた元美容師さんのお話。
「本当は真っ白な頭なのだけど、ずっとヘアカラーをしてきたから真っ白な髪を生かしたヘアスタイルにすることがなかなかできない。
白髪で揃えるまでのたった5センチ染めずに伸ばすだけのことは、以外にハードルが高い。
それよりも黒髪キープのためのことを考えていたほうがいい。」
- 白髪は毛根の老化とともに増え始めるけれど、毛根の老化を防ぐことで白髪の生えるのを予防できるということ。
- 一度生えた白髪の毛根から頭皮の改善で黒い髪が生えることはよくあるということ。
- ストレスや薬の影響で一晩で真っ白な髪になることがあるということ。
言われてみれば思い当たるお話ですね。
だから、白髪は抜かずに気になるようならカットしたり、見えるところだけにuruotte(うるおって)リタッチヘアマスカラ したりしながら頭皮のケアをすることが、若々しい髪のキープに必要なことなのですね。
美容師さん直伝、心がけでできる頭皮のケア
1 シャンプー前のブラッシング
シャンプー前にブラッシングをすると髪についた汚れや、絡んだ髪がほぐれ指通りの良いシャンプーができるので、髪の摩擦を抑えられます。
ブラッシングをする時は、毛先から髪をとかし髪の絡みをなくしてから地肌をブラッシングする。
地肌のブラッシングは頭皮の血行になるので毛根の老化防止に繋がります。
ブラッシングの時には、ブラッシングブラシを使う。
私は、豚毛のブラッシングブラシを使っています。
地肌に優しくて気に入っているんですよ。
2 シャンプー剤をつける前に
シャンプー剤を髪につける前に、お湯で髪と地肌を丁寧に洗う。
お湯は熱すぎず・ぬる過ぎず頭皮と同じくらいの温度のお湯で。
熱いお湯で洗った方がスッキリして気持ちいいと思っていましたが、熱い刺激は必要な頭皮の油分も取り除いてしまうそうです。
熱いお湯で洗顔すると、スッキリするけどツッパリ感がするのと似ていますね。
3 シャンプー剤の量
シャンプー剤はつけ過ぎず、ボトルに表示してある適量を守るように。
なんとなく感覚で自分が決めてる勝手な分量を改善すること。
シャンプー剤のすすぎ残りが防げます。
私には、たくさんつけてしまうクセがあります。
なんでもそうなのですが、例えばお皿洗いの洗剤もお洗濯の洗剤も多めにしてしまう…
これはクセですね。
「説明書きをよく読んで適量を使用する」というクセがないのです。
自分自身で意識して、改善していく必要がありますね!
4 頭皮をマッサージ
頭皮は指の腹でマッサージするように洗う。
トリートメントをつけるときも同様にして頭皮をマッサージします。
トリートメント後はタオルで包んでおくと髪に浸透しやすいので、お風呂では湯船で温まっている間はタオルで洗い髪を包んでみましょう。
5 ドライヤーで乾かす
髪を乾かすときは自然乾燥ではなく、ドライヤーで地肌から乾かす。
ドライヤーはヘアケア用とスタイリング用に熱の調節があります。
低い温度の方を選んで地肌から乾かすように気をつけましょう。
髪が濡れたまま自然乾燥にしてしまうと、パサつきやすい髪の仕上がりになってしまうのだそうです。
まとめ
頭皮のケアは、心がけと習慣の改善で違いが出てくることに気がつきました。
普段のシャンプーを振り返ると、わかってはいてもいつものクセで違うことをしているって気づきます。
自分の印象を決める大切な髪のケアの基本、まずはシャンプーの適量を守ることや、ドライヤーの使用方法の説明書をよく読むことだったり…
なんとなくこんな感じ?っていうところを見直してみることが大切ですね。
気がついたら白髪が…
抜け毛でいつの間にか髪質が変わっている…
中高年になってからの髪の変化は、「親もそうだったから自分もそうなるんだろうなぁ」と、思ってしまうものですよね。
ですが、生活習慣や日々の心がけ、頭皮のお手入れを継続していくことで、髪の若々しさは違ってくるのです。
年齢よりも髪が綺麗なかたは、やはり何かしているのですよね。