誰でも人には終わりがあるけれど、将来は寿命が100年になると言われていますね。平均より短命だとは思っても、後どれくらいの人生があるのか誰にも、自分ですらわからないことです。
終活とは終わりから逆算して 今を豊かな人生にすること
現在の平均寿命は男性は81歳 女性は87歳。(引用文参照)
私が平均的な寿命にあたるとしたら、あと30年くらい生きるかもしれないのですね。そのうち10年 20年後にはさらに医療が進歩して100歳まで生きている未来が来るのかもしれません。
厚生労働省の統計調査
主な年齢の平均余命 平成 29 年簡易生命表によると、男の平均寿命は 81.09 年、女の平均寿命は 87.26 年とな り前年と比較して男は 0.11 年、女は 0.13 年上回っている。平均寿命の男女差は、6.17 年 で前年と同程度となっている。また、主な年齢の平均余命をみると、男女とも 80 歳まで前 年を上回っているが、85 歳以上については前年を下回っている。 平均寿命の前年との差を死因別に分解すると、男女とも悪性新生物、心疾患(高血圧性を 除く、以下同じ)、脳血管疾患などの死亡率の変化が平均寿命を延ばす方向に働いている
そうは言っても自分は明日が終わりなのか?30年後に終わるのか?そんなこと誰にもわかりません。
きっと神さまの采配でしょうと思えます。
私の人生の終わりとしては『子ども達の笑顔に包まれて素敵なお葬式』を夢に描いて、そのために何をして生きるかと考えて暮らしていくことが大切なことなのだと思っています。
お葬式費用は高いほうがいい葬儀?安いほうがいい葬儀?
人生の終わりのセレモニーは、人から言われても比べようもありません。
いくら仲のいいご近所のかたが『こうすれば予算がかからない』とか、『みんな普通はこんな感じだよ』とか言ったとしてもそんなコトバほどアテになりませんよね。
だって人によって生きてきた道のりが違うのですから。
ご近所さんや知り合いがよく言うアドバイスとは、『葬儀屋さんに頼んでしてもらうことの内容と、お香典で集まった金額のバランスが上手くいくと、それほど大変な思いをしない』という話が多いように思いますが、こういうプランの考え方って30年くらい前に流行っていた豪華な結婚式のプランの組み立てに似ていると思いませんか?
例えば列席者をたくさん集めて挙式費用にあてて、あわよくば挙式費用の中のオプションみたいな部分の費用はなるべく抑えて足が出ないようにとか…
周りの意見に左右されて、大切なことがわからなくなったり…
自分の描いたお葬式はどうすれば叶うのか?
費用はどれくらい必要なのかが気になるところですよね。
お葬式に必要な会場や控え室、仏具、車、運転手さんなどの費用は固定的な金額がありそのランクによって価格が違っているのだと考えられます。
だから大切な自分の意見は、家族には先に示しておく必要があると思います。
例えば私が平均寿命で終わりを迎えたとしたら、長男は57歳くらいになっています。
現役世代でたくさんの仲間に囲まれて元気に仕事をしているのかもしれません。私の葬儀に長男のお客様が来るかもしれません。
それでも私は、お通夜の晩だけは家族で過ごしたいと思っているのです。
だからもしかしたらお金がたくさん必要な葬儀になってしまう?
子どもたちに素敵な追憶を残して未来に向かってほしいから
残された家族の悲しみは、喪失感と共にやり残したことが後悔として重くのしかかってきてしまうものだと思います。私は過去に祖母や祖父を亡くした時の、『もっとこうしてあげたかった、でもできなかった』という後悔が今でも浮かんできます。この気持ちは拭い去れない記憶になってしまうのです。
私は子どもたちにとって素敵な追憶になるようなお葬式にしたいと考えています。後悔をあとに残さずこの母でよかったといつまでも愛される母でいることが、子どもたちの未来が幸福に包まれる大切なことだと考えています。
『お母さんのお葬式はお金をかけずにひっそりとでいいよ』って子どもに言ったら、子どもはどう思うでしょう?もっとよくしてあげればよかったとか、悲しくて情けない気持ちにさせてしまうのではないでしょうか?
そしてもう一つ!
ご近所の目という体裁です。死にゆくものには関係ないけど、子どもたちには思いもしなかったご近所付き合いでの批評や批判を受けてしまうことがあるのですよね。
なので、ちゃんと行動して具体的に必要な費用や実現できる葬儀社や、葬儀について自分に必要のあるサービスと必要のないサービスを調べることが大切だと思います。葬儀屋さんに直接行っての見学会なども時折目にしますが、まずは色々なパンフレットを取り寄せて知識をつけることが安心だと考えます。
具体的な数字がわかってくると、そこに向かってどう過ごしていこうか目標が持てます。この先、平均寿命までは30年もあるのですから。少しくらいの予算オーバーなんて大切な子どもたちの未来のために どうにでもなると50代の今なら準備や心構えはできますよね。
後悔先に立たずという言葉もあるとおり、先に知っておくということは後悔しないってことに繋がりますよね。