高齢者が免許を自主返納したら自動車税の請求前に車買取りで廃車に

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70歳を過ぎた父が自動車運転免許証を自主返納しました。運転免許を自主返納したあとに残るのは、誰も乗らなくなった車です。

父は、思い出に慕っていて処分することができなくて。

免許を自主返納したのに車庫に置いたまま、哀愁ただよう愛車

5年ほど前の冬の日の話
父は若い頃から自動車が大好きな人で特にトヨタ車のファンでした。2005年に購入したクラウンが父の車人生の最後の車になりました。白内障が少し進んでいるようで、免許の更新に支障が出たのがきっかけでした。
免許証を自主返納してからしばらくは車庫に保管してあったので、私が時々遊びにったらエンジンをかけて、父を助手席に乗せて買い物にでも行ってやればいいかなぁ…と思っていましたが、バッテリーが上がってしまっていてエンジンがかからなくなっていました。

冬だったので寒くてエンジンがかからないのかと思いましたが、そうではないのですね。クラウンほど大きな車でも、バッテリーは一ヶ月も乗らないと放電してしまうのです。エンジンがかからないけど、父にはなんとなく愛車に未練があるようでしばらくそのまま車庫に停めたままでした。

4月1日に自動車を所有していると5月に自動車税を納める

3月に入った頃、まだ車庫に停めたままのクラウンは車検は残っているもののもう大きなプラモデルとしか言いようもなくなっていました。それでも5月には自動車税の請求がくることをネタに、父をなんとか説き伏せて廃車にすることを納得させました。

まだ車検もあるのでバッテリーだけ直せば自分でディーラーに廃車をお願いに行けば済むことでしたが、長い間お世話になっていたディーラーの営業さんが親身にしてくれてレッカーで運んでくれたり手続きもしてくれたり。

廃車の手続きは自分でもできると聞いたことがありますが、実際に自分で平日に一日休みをとって動かない車をレッカーで運んでもらって…など気が遠くなるようなこと。父の車の処分については最初からディーラーさんしか頭に浮かびませんでした。

レッカーを使ったり手数料があったりで、結局は自動車税と同じくらいの金額がかかってしまいました。こんなことになるなら車庫に置いとかないで、すぐに廃車業者さんにでも相談に行けばよかったと後悔しました。
整備工の友人に聞いたところ、車種によってかかる手数料も違うのだそうです。

乗らなくなった高齢の親の車は、買取り業者に

家族の中で高齢で免許自主返納などをきっかけにもう乗らない車が出た時には、早めに廃車専門の業者さんに相談することをおすすめします。
廃車買取の専門業者さんは廃車手続きを代行してくれて、なのに諸費用は無料なのだそうです。私も早く知っていればよかった…
父の車のように古くても動かなくても自動車を買取りしてくれるのです。しかも査定金額まで出してくれる!買取金が振り込まれることも!

高齢になった親の自動車は買取ってもらうのが、親にとっても一番いいかも。もし思わぬ買取金を手にしたら、免許自主返納の寂しさも晴れると思います。

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