赤ちゃんが1歳頃になると、車でのお出かけも日常的になってきますね。お子様が小学校に上がる頃まで使うチャイルドシートですから、安全性と使用性(使いやすさ)が優秀な製品を選ぶことはとても大切なことです。
そこで今回は数あるチャイルドシートの中でも、【チャイルドシートアセスメント2023.3】においての使用性評価試験で高い評価を得たチャイルドシートの中でもオススメの製品を選んで紹介しています。
使用性評価試験とは、〝ママでも確実に取り付けられるか〟の判定で以下の項目ごとに5点満点で点数をつけて評価されています。
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- 取扱説明書等
問い合わせ先等
動画等 - 着座のさせやすさ
ハーネス(高さ調節・長さ調節・長さ調節確認できる) - 本体表示
表示内容のわかりやすさ - 車への装着性
固定の確実性
座席回転防止機構
ロックの表示 - 本体の構造
可動機構等・シートカバー
収納部
- 取扱説明書等
日常的な脱着のさせやすさや車への装着性といった点に
- 乗せる側として使い勝手がよくない
- 乳幼児的に乗り心地が悪くて座りたくない
- チャイルドシートに座らせるとムズがって泣く
などという様々な理由で、本来の安全を放棄してチャイルドシートに正しく座らせなかったために、怪我をしてしまうことも発生してしまっています。
乳幼児期は、とても無防備な状態で自動車に乗っています。なのでチャイルドシートやジュニアシートに正しく乗せることが重要です。
安全で乗り心地がよく、使い勝手のよいチャイルドシートとは?
2015年から始まったチャイルドシートアセスメント新規機種は、「前面衝突試験」と「使用性評価試験 新」を経たうえで毎年更新され、評価が公表されています。
6歳未満のお子様を車に乗せる時には、チャイルドシートを使わないと運転者が法律で罰せられます。
使い方としては、身長76cm未満の子どもにはチャイルドシートは後向きで固定する、前向きでの使用は不可です。
※ 2023年9月1日より安全基準が変更となりました。
また、お子様の身長が140cm(11歳頃)に達するまでは、車のシートベルトでは座高の高さが合わずに首にかかってしまうので、ジュニアシートの使用が推奨されています。
たとえ祖父母の車でも、お子様の年齢や体型に合ったチャイルドシートに乗せていなければいけないのです。
孫を預かって車で送迎するシーンに、万が一の事故になんて考えただけでも恐ろしいことです!
ドライブ中にお子様が眠ってしまい無防備に体勢が崩れても、頭も体もしっかりホールドしてくれるチャイルドシートを用意してあれば、運転者は安心して集中して運転ができますね。
1歳頃から11歳頃まで|コンビ ジョイトリップアドバンス
チャイルドモード&ジュニアモードで1歳頃〜11歳頃まで、軽くて、ゆったりひろびろ、ずっとのびのび使える、しっかり守れる。
新安全基準R129適合で最軽量7.3kg!だから女性でも使いやすい。
- ISOFIXで簡単に、しかも確実に取り付けができる
- ひとつのレバーの上下操作で、背もたれの高さを11段階調節、1歳から11歳頃まで成長に合わせ一台で10年間の特等席!
2023年度チャイルドシートアセスメント最高評価「優」
ヨチヨチ歩きが始まる1歳頃からは、車に乗せての外出も多くなる頃ですね。
体重も身長もグングン大きくなるので体型に合わせてハーネス部分や背もたれの高さを簡単に変えることができることは、使い勝手の良さに直接 影響してきます。
長く使うためには、シートを清潔に保つことも大切ですね。その点、シートや肩ベルトカバーなど縫製品は、簡単に取り外して洗濯機で丸洗いできるので、汗や食べこぼしなどで汚れても安心です。
4歳頃までの座らせ方は、5点ハーネスで肩ベルトをバックルにカチッと固定しますが、体重が15kg(4歳頃)を過ぎると学童用チャイルドシートの使用が可能になります。
4歳以前のチャイルドシートと4歳頃(体重が15kgを過ぎた頃)ジュニアシートとの使い方の大きな違いは、チャイルドシートに装備されている5点ハーネスを取り外し、車のシートベルトを利用できるようになる点です。
ジュニアシートを利用せずに車のシートベルトを使うと、お子様の首にシートベルトが絡まってしまい危険です。
お子様が車のシートベルトを適切に利用するためには、必然的にジュニアシートが必要になるということです!
背もたれ付きのチャイルド&ジュニアシートは、体重が15kg過ぎた頃の(4歳頃)からは、チャイルドシートの5点式ハーネスではなく車のシートベルトを利用できる頃なのですね。
- お子様を乗せ降ろしやすい
- 赤ちゃんから卒業したシートは、お子様にとって特等席な感覚
- 股の間に装備されている脱着用バックルを使わなくても乗せられる!
お子様の成長は早く、背も体重もグングン大きくなりますから、購入側から考えると子供の成長に合わせて形を変えながら長く使えるというのは魅力ですね。
この場合は、0歳から1歳頃(体重:10kg未満)までの期間は、乳児専用のチャイルドシートを利用することになります。
乳児専用のチャイルドシートは、シートごと車から外してお部屋に移動できたり、専用のベビーカーに乗せ換えたりできる製品もあります。
1歳頃から11歳頃まで|エールベベ パパットR
チャイルドモード&ジュニアモードで1歳頃から11歳頃まで
ジャンピングハーネス搭載で “ぱぱっと” 乗せおろしができ、お子さまの成長に合わせてチャイルドモード・ジュニアシートモードに2段階で長く使うことができます。
新安全基準R129適合だから安心安全
- ISOFIXで簡単に、しかも確実に取り付けができる
- 5点式肩ベルトが跳ね上がるので、お子さまを乗せたとき腕が通しやすく”パパット”乗せることができる
- 高さを抑えた座面で乗せやすく、お子さまだけでの乗り降りもしやすい設計
- ヘッドレストはお子さまの成長に合わせ7段階に調節がワンタッチでできるから、お子さまにとっては大きくなっても広々快適
- 車のシートにフィットするように約100°〜120°まで背もたれの角度が調節できる
1歳〜4歳頃までの座らせ方は、5点ハーネスで肩ベルトをバックルにカチッと固定します。3歳頃〜10歳頃はジュニアシートモードで使用します。
2023年度チャイルドシートアセスメント最高評価「優」
長く使うためには、シートを清潔に保つことも大切です。その点、シートや肩ベルトカバーは、簡単に取り外して洗濯機で丸洗いできるので、汗や食べこぼしなどで汚れても安心です。
この場合は、0歳から1歳頃(体重:10kg未満)までの期間は、乳児専用のチャイルドシートを利用することになります。
乳児専用のチャイルドシートは、シートごと車から外してお部屋に移動できたり、専用のベビーカーに乗せ換えたりできる製品もあります。
新生児から4歳頃まで|エールベベ クルットR
赤ちゃんの間は車に乗せて出歩きたくないと思っていても、新生児の間にも赤ちゃんを車に乗せて出かける用事はあります。検診、買い物あるいは保育園などへの送迎…
ママにとっては、チャイルドシートに赤ちゃんを乗せやすくて、赤ちゃんにとっては乗り心地のいい機種、それならエールベベ クルットRがオススメです!
生まれたばかりの赤ちゃんから4歳頃(身長100cm 体重17kg未満)まで
お子様の柔らかな身体を優しく包むような乗り心地のチャイルドシート、新安全基準R129適合のエールベベ クルットRは、チャイルドシートアセスメントで高評価を得た機種です。
- 使用期間:新生児〜4歳頃
スムーズで静かな360°回転式なので、寝ている赤ちゃんを起こさないように乗せおろしが優しくできる - ISOFIXでしっかり固定し取り付け、そのうえ360°回転式なので1歳頃(身長76cmを過ぎた頃)に、チャイルドシートを前向きに設置する際のチャイルドシート本体の設置換えが不要!
- 前向き使用では、片手で簡単に3段階のリクライニング調節ができる
- 本体の背面は通気性の良い「エアホール」なので、汗をかいたお子様の体のムレを軽減
- ファブリーックシートは、全て取り外して洗濯ネットを使用して洗濯機で丸洗いOK!なので、お子様のためにいつも清潔な座席を用意できます。
- 新生児〜9kg:
チャイルドシートは後ろ向きで固定します。赤ちゃんを乗せる際に肩ベルトやバックルが下敷きになってしまわないように「ジャンピングハーネス」「ラクノセパッド」という機能があるので乗せ降ろしがスムーズです。 - 1歳頃〜4歳頃(体重:9kg以上〜18kg以下):
ISOFIXを取り外す必要がなく、シートを前向きに回転させるだけで1歳頃から使うことができます。前向き使用では、お子様の態勢に合わせて3段階のリクライニングが可能です。また成長に合わせて肩ベルト&ヘッドレストの高さを7段階で調節できます。
UN(ECE) R129/03適合 ISOFIXのみ装着可能
4年間製品ロング保証
乳幼児は汗かきですし体温調節も上手に出来ないので、チャイルドシート本体のPP部分に熱がこもらない構造の「エアホール」が魅力的ですよね!
0歳〜7歳頃まで長く使えるチャイルドシート
チャイルドシートアセスメント新規車種の、乳児・幼児・学童兼用:0歳〜7歳頃(体重:25kgくらいまで)のお子様に使えるチャイルドシートに、「コンビ ウィゴー ロング」が加わりました。
チャイルドシートの着用義務期間は6歳未満まで。
ですから、0歳から着用義務期間までこちらのチャイルドシート1台でカバーできる製品となります。
ECE基準適合(ECE R44/04) シートベルトのみ装着可能
個人的な感想として、シートベルトのみの取り付けは一見簡単そうですが、ジュニアモード(3歳頃〜7歳頃)の毎日の乗せおろしとしての機能性(幼稚園などの送迎)は、メーカーやチャイルドシートアセスメントの乳児用「優」幼児用「普」評価の製品ですが、3〜4歳過ぎて本格的にジュニアモードで毎日使うとなるとシートベルトの取り回しが大変そうに思いました。
コンビ ウィゴー ロング
使用期間:新生児〜25kg以下(7歳頃)まで
成長に合わせた取り付け
シートベルトで固定しての取り付け
- 新生児〜10kg未満:
後ろ向きで固定&赤ちゃんの肌が触れるシートは、頭部に超・衝撃吸収素材「エッグショック」衝撃から守る「インナークッション」が付いている - 1歳頃〜4歳頃(体重:9kg以上〜18kg以下):
「インナークッション」を取り外し前向きに置き換えて固定。前向き使用時に、3段階の角度調節が可能 - 3歳頃〜7歳頃(体重:15kg〜25kg以下):
ハーネスとバックルを取り外し、車のシートベルトを利用できるジュニアモードに切り替えて利用できる
UN R44/04 適合 シートベルトのみ装着可能
お子様が4歳頃になり、0歳から車に据付で使っていたチャイルドシートが体格や月齢が合わなくなったあとの4歳から10kgくらいまで(体重15〜36kg)には、ブースターシートが必要になります。
いつまで使える?チャイルド&ジュニアシートの種類
0歳からのチャイルドシートの種類(カテゴリー)
- 乳児専用:0歳から1歳頃(体重:10kgくらいまで)
- 乳児・幼児兼用:0歳から4歳頃(体重:18kgくらいまで)
- 乳児・幼児・学童兼用:0歳から7歳頃(体重:25kgくらいまで)
0歳〜1歳頃(体重:10kgくらいまでの新生児)の乳児は、チャイルドシートを後ろ向きに使い、1歳頃(体重が10kgくらい)になったらチャイルドシートを前向きに取り付け直します。
1歳から長く使える幼児・学童兼用のチャイルドシートを選ぶメリット
0歳〜1歳頃までの乳児専用の次に用意するチャイルドシートとして、1歳からの幼児・学童兼用の長く使えるチャイルドシートを選ぶと、様々な使い勝手の良さがあります。
- 1歳から使えるチャイルドシートは最初から前向きでしっかりと固定できる
- 体重が18kg以下のあいだは、5点式ハーネスで肩から股までをしっかり支えて乗せることができる
- 4歳頃からは、5点式ハーネスベルトとバックルを取り外して、チャイルドシートの背もたれにあるベルトガイドと車のシートベルトを利用して、お子様の体格に合わせて、チャイルドシートに安全に座らせることができる
4歳頃(体重が18kg以下)までは、チャイルドシートに付属している5点ハーネス式ベルトを使いますが、大きなお子様だと3歳を過ぎたくらいからチャイルドシートやハーネスが体格に合わなくなってきたり、背もたれから頭がはみ出してしまうことも…
4歳頃は保育園や幼稚園に通わせている頃ですね。
朝の車での送迎は、子どもを乗せ降ろしする際にはドライブスルーみたいに、子どもを降ろした途端に走り去らなければならない場面もあります。
4歳くらいのお子様は背もたれ付きのジュニアシートがあれば、赤ちゃん用(4歳未満)の「5点式ハーネス」でなくても車のシートベルトを利用して安全に車に乗せることができ、更に車の乗り降りは運転者にとっても子どもにとっても機能的!
幼児用の5点式ハーネスとバックルを取り外して使えるので、幼稚園や保育園の制服がスカートの女の子にも、スカートを気にせずに乗せられるので安心ですね!
まとめ
今回は、チャイルドシートアセスメントの前面衝突試験・使用性評価試験で優れた評価を受けた新規機種を解説してみました。
チャイルドシートには沢山の種類があり、お子様が使用する年齢やおおよその体重なども様々です。
ISOFIX・シートベルトなどの車との固定に適合する車種や、乗せる側の使い勝手の良さ・お子様にとっての乗り心地などもチャイルドシート選びには重要なことです。
チャイルドシートアセスメントで安全性を裏付けられていない製品も市場にはあるようで、国土交通省からの注意喚起としての啓発ビデオも公開されています。
参照 国土交通省:お子さまの安全を脅かす未認証チャイルドシートにご注意!
チャイルドシートを購入する際に、初めての赤ちゃんにあつらえる場合や年齢が近いお子さま用に購入する場合によっても選び方は変わります。
上の子と下の子との「歳の差」によっても選び方は違うし、0歳〜1歳頃(新生児期)の赤ちゃんの過ごし方によっても選択は違ってきますね。
初めての赤ちゃん用で新生児(1歳頃まで)は、室内や日光浴程度の外出が多く、車に乗せることがそれほど多くない時期という感覚も…
現在のところの最新で公表されているチャイルドシートアセスメント新規機種の中に、1歳から11歳までという長く使えるチャイルドシートの「コンビ ジョイトリップ アドバンス」の評価が素晴らしい高評価だったことは、とても印象的でした。
※6歳未満のお子様を車に乗せる時には、チャイルドシートを使わないと運転者が法律で罰せられます。
車に乗せるために初めてのお子様には、新生児専用(0歳〜1歳)または新生児〜4歳くらいまで。或いは0歳〜7歳という法定期間まで使えるチャイルドシートを用意する必要があります。
初めての赤ちゃんが生まれた後に兄弟となる下の子が2〜3年後くらいまでに生まれてくることを想定すると…
0歳〜7歳という法定期間まで使えるチャイルドシートより、「0歳〜4歳頃まで」「0歳〜1歳頃まで」のチャイルドシートからの乗り継ぎで「1歳からロングラン コンビ ジョイトリップ アドバンス」には深い意味があると感じました。
ひとり一人のライフスタイルに合わせて、価格以上にちょうど良いチャイルドシートを選びたいものです。