チャイルドシートには色々なタイプがあるけれど、どのタイミングでどのチャイルドシートが適切なの?どんなタイミングで買換えが必要?
この記事では、大切な赤ちゃんに最適なものを選ぶことができるように、チャイルドシートの選び方ついて解説しています。
チャイルドシートの選び方|種類と使える期間
チャイルドシートの着用は「新生児から6歳未満まで」法律で義務付けられています。
チャイルドシートはお子さまの成長に合わせて、新生児・1歳・4歳・7歳くらいで使える種類が変わっていきます。
- 【新生児~】乳児用
体重10kg未満 身長76cm(ベビーシートに乗せたときに頭頂部が本体から上に出ない事)後ろ向きに設置。 - 【1歳頃~】幼児用または乳児幼児兼用
(体重10kg~)前向きに設置。 - 【4歳頃~6歳未満】チャイルドシートの着用が義務付けられているのはここまで
(身長100cm以上)
6歳(小学1年生)の身長は110cm前後です
でも、車のシートベルトが付けられるのは、身長が140cmを過ぎてからです。
なので補助に座高を高くして車のシートベルトを使うジュニアシートが必要になります。
- 【3・4歳頃〜】
5点ハーネスベルトやバックルのないジュニアシートに乗せシートベルトを着用 - 【7歳~10歳くらい】
ブースターシートに乗せ車のシートベルトを着用 - 【10歳頃(5年生)】
(身長が140cm過ぎるくらい)シートベルト着用
チャイルドシートは成長に合わせて2台目を用意
チャイルドシートのカテゴリーは、乳児専用・乳児幼児兼用・幼児用があり、それぞれにお子さまの月齢によって選ぶ種類が違います。
新生児から赤ちゃんを車に乗せるためには、赤ちゃんの成長に合わせて2台目のチャイルドシートやジュニアシート・ブースターシートが必要になります。
生まれたばかりの赤ちゃんだからこそ、動いて揺れている車に安全に乗せることができるチャイルドシートが必要なのです
チャイルドシートの乗り換えパターンの例
【項目】
- 1台目:新生児から1歳まで→2台目:1歳からずっと使えるチャイルドシート
- 1台目:新生児から4歳まで→2台目:4歳からジュニアシート
- 1台目:新生児から7歳頃まで→2台目:ジュニアシート
新生児から赤ちゃんを車に乗せるためには、チャイルドシートをどこかのタイミングで買い替えすることになるんですね。
この記事では、【項目2】1台目:新生児から4歳頃まで→2台目:4歳頃からジュニアシートについて具体的に紹介しています。
チャイルドシートの選び方|新生児から4歳まで→2台目はジュニアシート
新生児から4歳まで使えるチャイルドシートの特徴
- 車への取り付けは、後向きと前向きの両方ができる。
(新生児専用に横向きのベット型にできるものもある) - 背もたれのリクライニングの幅が大きい。
首も腰もすわっていない新生児の赤ちゃんを車に乗せるには、赤ちゃんが頭と背中で横になったときに倒れない「安全な角度が必要」なんです。
赤ちゃんの背もたれ角度は45度に。
この角度が、赤ちゃんを事故の衝撃から守り、居住性も保たれます。
安全と快適を両立する黄金角度が、45度なのです。
出典:http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/childseat/baby/
新生児から4歳頃までの乳幼児のチャイルドシートを選ぶための注意点
新生児から4歳頃(18kg以下)の赤ちゃんを乗せるためのチャイルドシートは、色々な機能があったり無かったりして選び方に迷うなあ…
【構造や機能の大きな違い】
- ISOFIX固定 or シートベルト固定式
- 回転式タイプ or 回転しないタイプ( 前向き・後向き)
- 日よけあり or 日よけ無し
- カバーは取り外して洗える?
【使い方】
- 新生児期から1歳頃までは、チャイルドシートを後向きにして、後部座席に設置
- 1歳頃からは、チャイルドシートを前向きに設置
- お子さまの成長に合わせて、肩ハーネスや背もたれの高さを調節
私は軽自動車・おばあちゃんの車はISOFIXが付いてない…などなど心配事や迷いごとはたくさん出てきますよね。
3〜4歳から11歳頃まで、長く使えるジュニアシートの特徴
長男の幼稚園の頃に通っていた幼稚園の手帳の記録ですが、4歳頃は、身長100cm、体重は15kgでした。
5歳の頃には身長が6.5cmも伸びていて、幼稚園の制服の吊りズボンの長さを調節したことを覚えています。
- 姿勢を正しく座れて疲れにくい設計
- 取り付け方は、ISOFIX固定専用・3点式シートベルト専用・どちらにも対応の3パターン
- 背もたれを外してジュニアシートにできるタイプと、背もたれを外さず使うタイプがある
- カバーを外して洗えるタイプ・カバーは外せないタイプがある
ジュニアシートの取り付け注意点
- 横向き・後向きの座席には取付けできない
- バケットシートなど、座面の中央にへこみのある座席には取付けできない
1台目は、新生児から3〜4歳頃までのチャイルドシートを紹介していきます。
新生児〜4歳頃まで使えるチャイルドシート比較3選
こちらでは、国の安全基準を満たしたチャイルドシートを厳選して紹介しています。まずは、どんな機能があるチャイルドシートを選びたいか比較してみましょう。
新生児の赤ちゃんが、めでたく退院の日のお迎えから4歳頃まで使えるチャイルドシートの紹介です。
- 車にISOFIXがあるorない
まず赤ちゃんを乗せる車について、ISOFIXが装備されているか確認してみましょう。ISOFIXでの取り付けは簡単で取り付けのミスがなく、安心安全です。
ISOFIXの装備がなければシートベルト固定式のチャイルドシートを選びます。
- チャイルドシートに回転機能があるorない
回転機能があると、赤ちゃんの乗せ降ろしの時に、肩ハーネスやバックルの取り付けを赤ちゃんの正面でできるので、ママの体勢に負担が少なくてすみます。
車を停めて車内で赤ちゃんのお世話をしたり、ドライブを休憩するときには、回転させてシートを横向きにすれば、赤ちゃんもママも、お顔がよく見えて安心です。
- 日よけがあるorない
日よけは、赤ちゃんに眩しい日差しや紫外線が注ぎ込むことを防いでくれます。また、走行中のホコリの侵入も気になりますよね。
日よけを使うことで、赤ちゃんを眠りにさそうようです。
- チャイルドシートのシートカバーが取り外して洗える?
赤ちゃんは、オムツからウンチがはみ出て座席を汚してしまうこともよくあります。
2〜3歳頃は、お外遊びでズボンのお尻の土汚れでシートも汚れます。
なので、丸洗いできるシートカバーが助かりますよ。
コンビ クルムーヴ ISOFIX
コンビのクルムーヴは、ISOFIXで簡単に固定できてしかもコンビ史上最小サイズの回転式チャイルドシート!軽自動車やコンパクトカーでも広々とゆったり。
新生児~4才頃(適応体重 18kg以下)
重さ約12.2kg
新安全基準R129に適合
【クルムーヴスマートの主な特徴】
- 360°回転式 レバー1つで簡単に3段階リクライニングの操作ができる
- 超衝撃吸収素材「エッグショック」が走行中の振動や衝撃から赤ちゃんを守る
- エアスルーシステムで通気性がいい。
- 日差しや雑音を抑え赤ちゃんが眠りやすい環境を作る日よけ「スリープシェル」
!シートベルトは使えません!
子どもって、汗がたくさん出るんですよね。
外遊びの帰りには頭も背中も汗びっしょりって事、よくありました。
アップリカ フラディア グロウ
アップリカ フラディアグロウは、平らなベット型チャイルドシート
新安全基準 R129に適合
新安全基準R129?
これまでの安全基準R44の前後からの衝突試験に加えて、新安全基準R129は、側面衝突試験が追加されました。
万が一の衝突から赤ちゃんを守る安全基準が、より高くなってきたのですね。
参照:https://www.aprica.jp/products/childseat/r129/
新生児~4才頃(適応体重 18kg以下)
重さ、約15.2..kg(日よけを除いて)
【アップリカ フラディアグロウの主な特徴】
- 横向き使用で平らなベット型
- 360°回転式
- 日よけ付き 日差しから赤ちゃんを守り睡眠を妨げない
- 座面の奥行きが足の長さに合わせて調節できるので、お子さまの姿勢が崩れにくい
横向きベットは、新生児から12ヶ月頃まで使用できます。
遠出するときや、1歳前のお子さまが車内で眠ってしまったときに、平らに寝かせてあげられるのは嬉しいですね。
ジョイー アイ・アーク360°
ジョイーの Arc360°は、ISOFIXで固定するチャイルドシート
新基準 i-Size(ECE R129)
台座(ベース)はISOFIXで車に固定して、本体が360°回転するので、乗せ降ろしもチャイルドシートの向きの変更も楽に簡単にできます。
【ジョイー Arc360°の主な特徴】
- 後向きで新生児から4歳頃(体重18kg)まで乗ることができます
- 前向きでの使用は、9kg(1歳頃)から4歳頃(体重18kg)まで乗せることができます。
- エアーホールとメッシュ生地で通気性がいい。
- ヘッドレストは肩ベルトと連動して6段階で調節できます
お子さまの成長や体格に応じて適切な調節をする事で安全性を高めます。 - リクライニングは5段階
- シートとパットは取り外して手洗いできます。
- 日よけは付いていない
対象身長:100cm以下
対象体重:~18kg
対象年齢:新生児~4歳頃
商品重量:14.5kg
3歳頃から11歳頃までずっと使えるジュニアシート厳選2選
1台目のチャイルドシートを4歳頃まで使ったあと、2台目に「乗り換え」していくにはどんな商品があるのか、参考になるパターンのジュニアシートを紹介します。
3歳から使えるチャイルドシートは、ジュニアシートの名称が付いています。
3歳頃からずっと使えるジュニアシートの特徴
- 車への取り付けは前向き
- お子さまの成長に合わせて、シートを変化させることができるから長く使える。
3歳頃から11歳頃まで(体重15kg〜36kg以下)まで、ヘッドレストの高さ調節や背もたれを外すなどで、ジュニアシートへと何段階かに分けて使うことができます。
シートベルトの着用義務が終わった6歳から身長が140cmを超えるまでは、車のシートベルトが着用できません。その成長期をカバーしてくれる構造のチャイルドシートです。
新生児から4歳頃まで(体重18kg)使ったチャイルドシートを卒業して、2台目のチャイルドシートを用意することになったらどんなタイプがあるのか調べてみました。
保育園・幼稚園への送迎も考えて、お子さまの入園のお祝いに「特等席」を作ってあげるのもいいかも…
アップリカ ライドクルー ISOFIX
アップリカ ライドクルー ISOFIXは、身長100cm〜150cmまで(3歳頃から12歳頃まで)使えて、新安全規則R129に適合した安心・安全なジュニアシート。ISOFIXで簡単・確実に取り付け。
乳児用のチャイルドシートのように、チャイルドシート自体には肩ハーネスやバックルは付いていません。
ジュニアシートのガイドを利用して、お子さまに車のシートベルトを装着します。
身長が135cm〜150cmになったら、背もたれを外してブースターモード。
ISOFIXで正しい位置に取り付けができて、子どもが座っていない時もジュニアシートは車に固定されたまま!だから、空席のジュニアシートが動いてしまう心配がなくて使いやすいですよ!
【アップリカ ライドクルー ISOFIX の主な特徴】
- 低反発クッションで座り心地がいい
- 成長に合わせて10段階でヘッドサポートの高さ調節ができる
- 車のシートの角度に合わせて2段階に背もたれの角度が調節できる
- おシートカバーは簡単に取り外せて洗濯機で洗えます
- 通気性のいい速乾性メッシュシート
- 収納式のドリンクカップホルダーを2つ装備
3〜4歳頃から7歳頃まで、子どもには成長のために姿勢を正しく乗せることができることが大切だと感じます。
シートベルトの位置調整や、眠ってしまったときの首の支えもポイントですよね。
ISOFIXで固定シートベルト着用 発売2023年8月
ジョイー ジュニアシート アイ・トリロ
アイ・トリロは新安全基準R129適合、前向きのみ使用のジュニアシート
身長100以上150cm未満(3歳半から12歳頃)まで使えます。
乳児用のチャイルドシートのように、チャイルドシート自体には肩ハーネスやバックルは付いていません。
ジュニアシートの肩ベルトガイドを利用して、お子さまの肩の高さに合わせて車のシートベルトを装着します。
アームレスト(ひじ掛け)が付いているので、お子さまがしっかりとつかまって乗っていられることも安心なんです。
使用対象 3.5歳頃〜12歳頃
身長 100cm以上150cm未満
重さ、約4,4kg
【アイ・トリロ の主な特徴】
- 最新安全基準R129に適合
- シートベルトの装着がいつも正しくできるベルトガイドが付いている
- シートベルト固定式、軽量4,4kgなので別の車への乗せ換えも簡単。
- シート類は外して丸洗いできる
- ヘッドレストは成長に合わせて10段階で調節
- アームレスト(ひじ掛け)、必要な時に引き出せるカップホルダー付き
別の車に乗せ変えが簡単にできる点がうれしい!
車がカーブなどで横に揺れたときにお子さまが、ドアやドアウインドゥに頭をぶつけてしまうと危ないですから、ヘッドレストの横に厚いガードが付いているのは安心です!
まとめ
お子さまが車のシートベルトが使えるようになるまでには、どこかのタイミングで2台目のチャイルドシートを用意しなければなりません。
チャイルドシートアセスメントの軌跡は平成13年(2001年)から始まっています。
それ以前に生まれた新生児はまだママの抱っこで車に乗っていたり、クーハンに寝かせたりだったのではないかと思います。
平成8年生まれの自分の母子手帳を見ると、7ヶ月くらいには、ひとりでおすわりするようになっていました。
1歳頃にはだんだんと、ヨチヨチ歩きやよじ登り。
現在チャイルドシートを購入するニーズは、新生児のときには「抱っこ」や「クーハン」で車に乗っていたんですね。
おばあちゃん世代にとっても、新生児用のチャイルドシート選びは初体験になるかもしれません…
- チャイルドシートは、新生児から6才未満まで着用が義務付けられている
- 車のシートベルトは、身長が140cmに達しないと着用できない
- だから、チャイルドシートからジュニアシートへお子さまの成長に合わせて乗り換える必要がある
チャイルドシートの種類
- 【新生児専用】
新生児〜1歳くらい:シートベルトで固定して後向き - 【新生児・幼児用】
新生児〜4歳くらい:1台で後向き・前向き・ベット型の横向きに使えるものもある
新生児〜7歳くらいまで使えるタイプ - 【幼児用】1歳から:前向きで使用。
1歳から7歳未満まで使えるタイプ
3歳から11歳まで使えるタイプ。
この記事では、2番目の【1台目:新生児から4歳頃まで→2台目:4歳頃からずっと使えるチャイルドシート】について具体的に紹介させていただきました。
まずはお子さまが正しい姿勢で乗れること!
乗せるときの操作がしやすいこと。
車の移動の途中でむずがって泣いちゃったら、気になって運転に支障が…
大切な注意点!
日中のひなたに車を駐車しておくと、チャイルドシートの本体は想像以上に熱くなっています。
お子さまを乗せるときには、チャイルドシートに熱がこもっていないかどうか確認しましょうね。
新生児から4歳頃までのチャイルドシートを卒業したら、次に用意するのはジュニアシートです。
3歳から11歳頃の、車のシートベルトを使えるようになるまで使うものですが、伸び盛りのお子さまの成長に合わせて、装着するシートベルトの位置を正しい位置に調整出来ることが、安全のために重要なことなんですね。
チャイルドシートの安全基準は、さらに高い安全性が求められてきていて改良されています。
メーカーでは基準を満たすために、従来モデルにさらに安全に配慮した機能を加えて新しいチャイルドシートを生み出しています。
お手頃価格なものから高額なものまで、さまざまで、後悔しないお品選びは迷うと思います。
だからこそ、大切な赤ちゃんとママのライフスタイルに合った最初の1台と2台目のチャイルドシートを計画して選んでほしいと思います。