チャイルドシートはどれを選んだらいいの? 種類や使い方がわからなくて…
同じように見えるけど、どこが違うの?
今回は、前回の記事でご紹介した最新安全基準 i-size(R129)のチャイルドシート【nuna レブルプラス】と【MAXI-COSI アクシスフィックス プラス】を比較して、製品それぞれの素晴らしい点、2種類の違いを調べてみました。
見た目は、似ています。
2つのチャイルドシートは、見た目のデザイン以外にはどう違うのでしょう?
新生児のチャイルドシートの、どこが違うかわかるように比較
製品は、どちらもヨーロッパのオランダ誕生のブランドです。
- ヌナのレブルプラスは、オランダ発のデザイナーズベビーブランド、機能性とデザイン性が人気です。
- マキシコシは、1968年にオランダで誕生したチャイルドシートブランド、ヨーロッパで1番の信頼を誇るブランドです。
共通する基本情報から解説していきます
ヨーロッパは、チャイルドシート先進国です。
ヨーロッパの安全基準が世界標準になっているんですね。
レブルプラスとアクシスフィックスプラスの共通する基本情報
基本情報です。
- 最新安全基準 i-size R129対応の回転式チャイルドシート
- 車への固定は、ISOFIXのみ
- 後向き使用義務は、生後15ヶ月まで
- 生後15ヶ月を過ぎたら前向きで使用(身長80cm〜105cm4歳頃)
- 発売2018年
新安全基準 i-size R129では、生後15ヶ月までチャイルドシートを後向きに設置することが義務付けられています。
レブルプラスとアクシスフィックスプラスの比較と違い
どちらも見た目は、ISOFIXでチャイルドシートを車に固定するタイプ。
日よけは付いていないんですよね。
ここからは、違いと比較を。
どちらも安全性が進化したチャイルドシートなので、選ぶときは、まずはチャイルドシートが車に適合しているかが最優先です。
価格の内容を比較
【レブルプラス】と【アクシスフィックスプラス】には、価格に15,000円くらい差があります。
価格の違いはどこにあるのか、違いを比較してみました。
どちらも新安全基準に合格していて、安心して赤ちゃんを乗せることができるチャイルドシートです。
アクシスフィックスプラスは、「サポートレッグを使用しないモデル」
ISOFIXで固定するチャイルドシートには、サポートレッグが用意されています。
サポートレッグは、座席から車のシート下に立てて支え、チャイルドシートをぐらつかせない役割があります。サポートレッグがあると、チャイルドシートを取付けた車の座席シートのスライドはできなくなります。
マキシコシのアクシスフィックスプラスは、サポートレッグを使わずに、車に装備されているトップテザーを使って固定できるようになっています。
トップテザーアンカレッジ(固定ベルト用金属)のある位置は車種によって様々ですが、シートの背面やリアトレイ、ラゲッジスペースなどにベルト固定用の金属が付いています。
車のトップテザーを利用してチャイルドシートを固定するメリット
- ISOFIXで固定したチャイルドシートの座席シートを、そのままスライドすることができる。
- 足元にサポートレッグが無いと、同乗者が乗り降りできたり荷物を置いたりなど、スペースが機能的に使える。
- トップテザーによる装着は、サポートレッグによくある取り付け不十分でチャイルドシートがグラグラするとういうことが起こらない。
- サポートレッグが無いから、車内でお子さまのお世話をしやすい。
車の後部座席がスライド式のワゴン車などかたには、サポートレッグではなく、トップテザーで装着できることは、とても機能的ですよね。後部座席をスライドしない場合でも、狭い足元が広く使えることは、便利で機能的ですよね!
製品の保証の比較
nunaのレブルプラスの製品保証、購入後1年間に対して、マキシコシのアクシスフィックスプラスには、「カーアクシデント無償交換プログラム」があります。
マキシコシの「カーアクシデント無償交換プログラム」というのは、事故にあったチャイルドシートは、保証期間を問わず使用を中止して新品製品に無償交換するということなんです。
強い衝撃を受けたチャイルドシートが、たとえ見た目には傷ついていなくても、安全に機能しない恐れがあるためだそうです。
カーアクシデント無償プログラムの対象は、正規ユーザーで購入から2年間だけ受けられるサポートサービスです。
非正規取扱店や個人転売の場合は、サポート対象外になります。
マキシコシのアクシスフィックスプラスのメーカー保障
本体と金属部分は4年間、製法品と発泡スチロール部品は1年間の保障です。
後向き使用可能期間の安全性と快適性
【nuna レブルプラス】
レブルプラスは、4歳まで後向き使用が可能なチャイルドシートです。
nunaレブルプラスは、リクライニングポジションのスライドによって、足元の空間を作っています。
【MAXI-COSI アクシスフィックス プラス】
アクシスフィックスの後向き使用可能は2歳頃までです。
お子さまの、ひざ下の安定性などを考慮しながら選ぶといいのかもしれないですね。
ママに便利な機能
使いやすさ
【nuna レブルプラス】
レブルプラスは、リクライニング調節をするレバーにインジケーターが付いていて、リクライニングポジションが一目でわかるようになっています。
【MAXI-COSI アクシスフィックス プラス】
アクシスフィックスプラスは、360度ターンを車のドア側から操作しやすいように、ターンレバーがチャイルドシート本体の側面に付いています。
チャイルドシート本体の前面には、後向き使用・前向き使用の切り替えスイッチが付いていて、赤ちゃんが15ヶ月になる前に、誤まって前向きで使用することのないように配慮されています。
バックルホルダー
赤ちゃんを乗せるときに一手間なのが、座席の上にある外したハーネスのバックルを、シートの座面からどかす動作ですよね。
【nunaレブルプラス】
nunaレブルプラスには、外したバックルが赤ちゃんを乗せる邪魔にならないように、バックルホルダーが付いているんです。
バックルホルダー付きはママにとって、本当に助かるんですよね。
【MAXI-COSI アクシスフィックス プラス】
アクシスフィックスプラスには、ベルトフックが付いているので、肩ベルトを広げた状態にしておくことができます。
通気性
赤ちゃんは、汗かきです。
夏場もそうですが、冬も車のエアコンで温まり、衣類を脱ぎたくなったりすることがありますよね。
nunaレブルプラスは、チャイルドシート本体のハード部分に通気用ホールが空いていて、赤ちゃんの体の熱やムレに配慮してあります。
洗濯・付属品
【nunaレブルプラス】
布の外せる部分は外して手洗いができます
nunaレブルプラスには、付属品としてメッシュ素材の「サマーシート」が付いています。
お外に遊びに出かけてお尻が泥んこでシートが汚れても、ジュースをこぼしてしまっても、すぐ取り外して洗えて、洗い替え用のシートもあるって助かりますよね!
【MAXI-COSI アクシスフィックス プラス】
簡単に取り外せて洗濯機で丸洗いできます!
※洗濯ネットに入れて、脱水・乾燥機は不可
4年間という長い期間使用するチャイルドシートですから、いつも清潔にしておきたいシートカバーが洗えることは、ママにとって安心です。
サイズ感・車内の居住スペース・カラーバリエーション
どちらのチャイルドシートも本体の大きさは、サイズから見ると同程度です。
足元の居住空間としては、アクシスフィックスプラスの方がサポートレッグが無いので、広く使えます。軽自動車などは、車内を広く使える実感が高いと思います。
アクシスフィックスプラスは、「台座から座面までの高さが19cmの低重心」と唄っています。
車の座席が高いSV車などでも、赤ちゃんの乗せ降ろしがスムーズにできるということなんですね。
お子さまのゆったり感や車の大きさ、車種によって考えることも必要だと思います。
カラーバリエーション
チャイルドシートの色やデザインを選ぶのも、ママとパパの楽しみですよね!
【nunaレブルプラス】は、2色から選べます。(更新日現在)
- 黒っぽい茶色系「キャビア」
- ブルーグレー系「アスペン」
【MAXI-COSI アクシスフィックス プラス】は10色と豊富に揃っています。(更新日現在)
- オーソドックスなモノトーンから、ノマド系、ビビッド系まで
お車の色にコーディネートできるくらいカラーバリエーションが揃っています。
見ているだけでワクワク楽しくなりますよ!
チャイルドシートの色は、ママの好みや愛車の色に合わせるのも楽しいと思います!
nuna レブルプラス | MAXI-COSI アクシスフィックス プラス | |
本体サイズ | 幅47.8×奥行64.8×高さ66.3cm | 幅44.5cm×奥行55〜71cm×高さ65cm |
重さ | 14.7kg | 18kg |
ヘッドレスト | 片手で引くだけで7段階 | ワンタッチで7段階・肩ベルトと連動 |
肩ベルト調節 | 6段階 | |
リクライニング | 片手で引くだけで7段階 | 前向き4段階・後向き4段階 |
通気性 | シート裏に通気用ホール | |
装着 | サポートレッグ装着 | トップテザー装着 |
宅配サイズ | 168cm |
まとめ
私ごとですが、孫が生まれる準備にチャイルドシートをお祝いに買ってあげる約束をしています。どれにしようか、あまりの数の多さ・機能性の多様…戸惑うばかり。
どれにしたらいいか、わからないのですね。
自分が子育てしていた平成一桁時代とは、法律も変わっています。
新安全基準 i-size R129適合のチャイルドシートが発売されて、選ぶ種類が増えましたし、息子たちと会話していても、「新しくパパやママになる世代も、どれを選んだらいいのかよくわかっていない」という話でした。
お迎えする赤ちゃんのために、チャイルドシートを深く調べることになったんです。
選ぶ基本はまず、チャイルドシートと車との適合や安全性と、保証期間について。
その中で、予算に合った価格を考えることが大切なのかと思いました。
チャイルドシートの取り付けかたも、製品によってイロイロです。
【nunaレブルプラス】【MAXI-COSI アクシスフィックス プラス】の2種類だけで比較しても、サポートレッグ装着とトップテザー装着。大きく差があります。
せっかく気に入ったチャイルドシートのISOFIXが適合していなくて、付属のパーツが必要になることもあるそうです。
小さな車で、「大型の回転式は思った以上にスペースを必要だ」と感じたかたもいらっしゃるようです。
今回ご紹介した2種類のチャイルドシートは、回転式の中ではコンパクトだと思います。
1人目の赤ちゃんの時はサポートレッグ付を使っていたけど、2人目赤ちゃんにはトップテザー装着にしてみたら、トップテザーの方が足元が広くて使いやすいと思った方も…
ママがお子さまにハーネスを着けてあげるとき、「足元がスッキリしていると便利だな」と、実感するのかもしれません。
選ぶ際には、赤ちゃんとママにとっての使いやすさ(使用性)と居住空間も大事なことですね。
日常生活で心配なくお子さまと車でお出かけできたら、本当に便利でラクです。
クズらずに車内で過ごしてくれたら、最高に嬉しいですよね!
赤ちゃんが乗る車、ママが安心して運転できることが何よりなんです。
いかがでしたか?
今回ご紹介した【nunaレブルプラス】【MAXI-COSI アクシスフィックス プラス】は、どちらも最新安全基準に適合した優秀なチャイルドシートです。
i-sizeのチャイルドシートは、生後15ヶ月まで後向きで装着が義務付けられています。
今後は、安全性重要視の生後15ヶ月まで後向き装備が、広がっていくのだろうと考えられます。
新生児から4歳まで使うチャイルドシートです。
「安全面」「アフター保証」「日常の操作性」「お子さまの成長を考慮して」
どこに焦点を当てて予算を組むかを、しっかりと決めることがチャイルドシートを選ぶ上で大切なことなんですね!
前回はこちらの関連記事で、ヌナのレブルプラス・ブリタックスレーマーのDUALFIX i-sizeの2種類を比べてみて、それぞれの良さと違いをお伝えしました。
よろしければ、ブリタックスレーマーDUALFIX i-sizeも参考にしてみてくださいね。